RAPiD-CLIENT
画像ファイリングシステム

RAPiD-CLIENTは、Nikonのデジタルカメラ用USB I/Fや、アナログカメラ入力用のコンポジット・S端子入力I/Fを持ち、
眼底カメラやスリットランプ、OCT、視野計、あるいは内視鏡、顕微鏡などから静止画像データを撮り込みファイリングする装置です。
PCではなく専用装置として設計されているため、面倒な操作を必要とせず、直感的な運用で高精細な画像を撮り込むことができ、
画像を使った診断業務や検査、解析に高品質の情報を提供します。

簡単操作

グラフィカルなデザインの画面で直感的に操作できるように設計されており、静止画像のキャプチャリング、ファイリング、データの検索にかかる手間を小さくします。

IDによる分類

IDを入力してスタンバイ。後は自動的に撮影画像が分類され、サムネイルに表示されます。撮影の度にIDを入力するのが面倒な場合は、予め決めた撮影専用のIDで撮り込んでおき、後から必要な画像だけを、指定のIDに分類することも簡単にできます。

診断・検査を円滑に

過去に撮影した画像との比較や、参考写真や説明図と並べて表示することができます。正確な情報提供が高品質に行えるこだわりの機能(”串刺し機能”など)が多数実装されています。

☆☆”串刺し機能”とは☆☆
検査別画像抽出機能のこと。FAG、視野計(HFA)、OCTなど、 検査種別ごとにフィルタをかけて抽出することができます。 過去のデータを通して抽出できることで、時系列で経過比較することができます。

高い処理能力

ハード面で高速なCPUと十分なメモリを備えると同時に、ソフト面でも、内部処理を速めるための様々な技術的工夫がなされており、高精細な画像のファイリングや呼び出しをストレスなしで行うことができます。OSにはLinuxを採用。

RAPiD-CLIENT
特徴

既存システムとの連携運用を考慮に入れた設計

簡単操作

グラフィカルなデザイン
直感的な操作

串刺し機能

検査種別ごとにフィルタをかけて抽出
時系列で経過比較

多くの撮影装置と接続可能

HDカメラ、各種検査装置

小型軽量設計

モニタ裏に取り付けたり、デスク下や診断装置のテーブルに設置することも可能

様々なフェールセーフ機能

自己診断機能、サーバ破損にも対処

既存システムとの共存

PC切替器で、既存システムとRAPiD-Xを、1つのモニタ、マウス、キーボードで操作

操作画面

★RAPiD-CLIENTは、手元スイッチまたはフットスイッチの操作で、簡単に画像が撮り込めます。
IDを入力してスタンバイ。後は自動的に撮影画像が分類され、サムネイルに表示されます。 撮影の度にIDを入力するのが面倒な場合は、予め決めた撮影専用のIDで撮り込んでおき、 後から必要な画像だけを、指定のIDに分類することも簡単にできます。

★サムネイル画像の大きさは大中小の3種類。大きめのサムネイルを使用することで、 サムネイルのまま画像の確認ができます。手際よい運用を必要とする現場のニーズを踏まえた仕様です。

★予め取り込んでおいた説明図や参考写真を呼び出して表示することもできます。

★撮り込んだ画像は、拡大して表示できます。
また、"Multiple Selection Mode"では、最大4枚までの画像を並べて表示でき、 過去の写真と比較表示することができます。

★RAPiD-CLIENTにオプションのポーリングモジュールを追加する事で、OCTなどの検査装置側にPCを持つ機器ともLANを介して簡単に接続できます。

★専用の装置として設計しました。基本的な操作はマウスとテンキーのみ。煩わしいパソコン操作は 必要ありません。記憶装置にハードディスクを使わず、故障箇所を徹底的に少なくしました。

★JOIAの眼底画像出力データ共通仕様書に準拠
本仕様書に基づいたXMLファイルを、画像とともに出力することができます。 RAPiD-CLIENTで撮り込んだ画像データに、XMLファイルが付属していれば 自動的にIDを割り振って取り込むことができます。

小型軽量設計

RAPiD-CLIENTは、約20cm四方、高さ7cm。重量は約1.3キログラム。小型軽量なので、モニタ裏に取り付けたり、デスク下や診断装置のテーブルに設置することも可能で場所を取りません。

様々なフェールセーフ機能を実装

機械にはどうしても避けられない故障も発生するものです。待ったなしの現場でご利用いただく装置として可能な限りのフェールセーフ機能を用意しました。例えば、ネットワーク障害により、画像を蓄積するサーバが使用できなくなった場合、自動的に本体装置内のストレージの空きスペースに、データを蓄積するように切り替わります。また、サーバが復旧してからデータを戻すことも可能です。サーバが破損した場合にも、データベースを使用しないモードに切り替わり、運用を続けることができます。他にも、自己診断機能などにより、障害の原因をいち早く突き止め、復旧を迅速に行う工夫がされています。

既存システムとの共存

LinuxベースのRAPiD-Xは、高画質・高速・高セキュリティですが、既存のWindows/Macベースのシステムと共存できないのでは?と心配されるかもしれません。でも、心配いりません。PC切替器により、既存の電カルなどのWindows/MacベースのシステムとRAPiD-Xを、1つのモニタ、マウス、キーボードで操作することができます。
お気に入りのツールも使い続けながら、必要に応じてシステムをグレードアップ。RAPiD-Xのコンセプトの1つです。

RAPiD CLIENT
接続機器

HDカメラ

-(池上通信機) THD-23FHD
-(SONY) MCC-500MD
-(センテック) STC-HD203DV
-(サンコンタクトレンズ) SFHD-200c
-(パナソニック) GP-UH332
※別途 HD Capture Box(HD-001)が必要です。
・NikonDシリーズドライバ
・アナログカメラドライバ(コンポジット&S-Video)
・ポーリングS/W(オプション 接続機器ごとに別途必要)
を備えており、下記のような機器と接続できます。
(ハンフリー視野計(HFA)、Zeiss OCTにも対応可能です。)

種別 メーカー 製品名 RAPiD-Xとの接続方法
眼底カメラ 興和 VX-10 NikonDシリーズからUSBで撮り込み
VX-20 ポーリングS/W
Nonmyd α-DⅢ ポーリングS/W
Nonmyd-7 NikonDシリーズからUSBで撮り込み
Canon CX-1 ポーリングS/W
CR-2/2Plus ポーリングS/W
CF-1 ポーリングS/W
トプコン TRC-50DX NikonDシリーズからUSBで撮り込み
TRC-NW8F EZ Capture for NW8Fが入ったPCとポーリングS/W
ニディック AFC-330 ポーリングS/W
CenterVue eidon ポーリングS/W
California OPTOS ポーリングS/W
各種スリットランプに
取り付け可能なCCDカメラ
SONY DXC-930 アナログカメラ
DXC-970 アナログカメラ
DXC-990 アナログカメラ
DXC-390 アナログカメラ
DXC-C33 アナログカメラ(アナログ出力)
MCC-500MD HDカメラ(デジタル出力)
※HD Capture Box(HD-001)使用
池上通信機 THD-341F アナログカメラ(アナログ出力)
THD-311 アナログカメラ(アナログ出力)
THD-23FHD HDカメラ(デジタル出力)
※HD Capture Box(HD-001)使用
サンコンタクトレンズ SFHD-200c 1/3 インチ型 フルハイビジョンカメラ
※HD Capture Box(HD-001)使用
パナソニック GP-UH332 HDカメラ(デジタル出力)
※HD Capture Box(HD-001)使用
OCT Canon OCT-HS100 ポーリングS/W
SPOCT-HR ポーリングS/W
SPOCT ポーリングS/W
中央産業貿易 iVue-100 ポーリングS/W
RTVue-100 ポーリングS/W
JFC(Heidelberg) スペクトラリス ポーリングS/W
ニディック RS-3000 ポーリングS/W
トプコン DRI OCT-1 ポーリングS/W
3D OCT2000 ポーリングS/W
Zeiss シラス HD-OCT ポーリングS/W
OCT 3000 ポーリングS/W
トーメー 前眼部OCT
CASIA2
ポーリングS/W
視野計 Zeiss ハンフリー
HFAⅡ(720/740/745/750)
ポーリングS/W
興和 AP-7000 ポーリングS/W
検査機器 トーメー スペキュラーマイクロスコープ
EM-3000
ポーリングS/W
視覚誘発反応測定装置
LE-4000
ポーリングS/W
光学式眼軸長測定装置
OA-2000
ポーリングS/W
超音波画像診断装置
UD-6000
ポーリングS/W
ニディック 超音波眼軸長/角膜圧測定装置
US-4000
ポーリングS/W
産業用カメラ センテック STC-HD203DV HDカメラ(デジタル出力)
※HD Capture Box(HD-001)使用
民生用カメラ PENTAX Q-S1 Flash Airを用いて接続