高機能ファイルコンバータ
NR-CNV4
画質の劣化は抑えながらデータ量は小さく、保存形式やファイル命名規則の変更もできる

画質をほとんど劣化させることなくデータ量を圧縮

医療現場における各種検査機器は、高画質、高精細なデータを出力するよう進化しています。一方で既存のファイリングシステムや電子カルテでは、その画像サイズの大容量化に伴い、「読み出しに時間がかる」「データベースが肥大化して扱えない」「表示画角がマッチしない」といった扱いづらさの声も聞かれます。そこで、画質の劣化を最小限に抑えつつ画像を圧縮したい、という現場からのリクエストにお応えする装置を開発しました。

検査機器やソフトウェアの改変不要

本装置を使用すれば、検査機器の改造や、既存のファイリングシステムや電子カルテの改変を必要とせず、これまでの運用方法のままで、適切なサイズに変換された画像を扱うことができます。

Web画面を用いた簡単設定

圧縮率やファイルフォーマットの指定は、Webブラウザを用いて簡単にできます。
同一LAN上のPCから、Webブラウザで本機にアクセスすると、設定画面が開きます。
タブを切り替えながら、本体設定や検査機器の設定を行ないます。
Wi-Fiルーターの設定と同様の感覚で設定できます。

NR-CNV4
特徴

既存システムを使い続けながら、新しい検査装置を導入して、環境をアップグレード

手のひらサイズのコンパクト設計

140×100×45mmのコンパクトサイズ。
スペースを圧迫することなく設置できます。

LANによるデータ転送

既存システムの改変を必要としません。
これまでの運用方法のままで、適切なサイズに変換された画像を扱うことができます。

PDFからJPGへの変換

PDF出力の検査装置も、既存システムに変更を加えることなく、導入できます。

TIFFからJPGへの変換

TIFFで出力される検査装置も、ファイリングシステムにフィットするJPGに変換。

回転

横向きで出力される検査データを、縦向きレイアウトに変更。
右90度、左90度、180度で指定可能。

命名規則の変更

複雑なファイル命名規則の検査装置も、既存システムの改変なく導入できます。

NR-CNV4
参考データ
データ種別 変換前 変換後
広角眼底 カラー 3916×3916 10MByte 1958×1958 0.6MByte
パノラマ カラー 7024×6772 25MByte 3512×3386 1.5MByte
広角 FAG 3916×3914 6.5MByte 1958×1957 0.5MByte
視野計 TIFFレポート 4765×6739 2.5MByte 2249×3180 0.4MByte
NR-CNV4
仕様詳細
入力可能なデータフォーマット JPEG、TIFF、PDF
サイズ変更 75%、50%
又はタテ、ヨコいずれかの指定サイズ(縦横比を保ってリサイズ)
JPEG変換圧縮率変更 90%、85%、80%、70%(JPEG品質で表記。値が大きいほど高品質)
回転 右90度、左90度、180度
フォーマット変換 TIFF→JPEG
JPEG→TIFF ×
JPEG→PDF
PDF→JPEG
TIFF→PDF
ファイル共有プロトコル SMB CIFS (SMB 1.0, SMB2.0, SMB2.1, SMB3.0)
共有フォルダ接続認証 デフォルトは、ユーザー名、パスワードなし
(※検査機器により、ユーザー名、パスワードが必要な場合は登録可能)
共有フォルダ容量 約1GByte
メモリ上のテンポラリ領域であるため、電源が切れると消去されます。
内部ファームウェアがデータ転送を完了すると、当該ファイルは削除されます。
転送先指定 SMBプロトコルをサポートしていること。
(Windows PC&サーバー、Linuxサーバー、NASなど)
転送先接続認証 ユーザーID、パスワードの指定可能。
ゲスト接続(ユーザー名、パスワードなし)も可能。
出力ファイル名 基本的に入力されたファイル名のまま出力。
ファイル名命名規則のルールを定義した場合は、ルールに沿って変換。
また、出力先の共有フォルダに同名のファイルが存在している場合は、上書きを避けるために、最後に連番を付与することも可能。
CPU ARM 8 64Bit 1.5GHz
Memory 4GByte
LAN Gigabit Ethernet (1000Base-T / 100base-TX)
電源 6V / 3A 専用ACアダプタ(付属)
大きさ 140×100×45mm(W×D×H)
重さ 400g
筐体 黒 アルミ製